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岩泉町グループホーム楽ん楽ん(らんらん)の賠償問題は責任問題



2016年の台風10号による小本川の氾濫による水害で、岩手県岩泉町の高齢者グループホーム「楽ん楽ん」(らんらん)の入所者9名が犠牲になった事は記憶に新しいですが、遺族側は運営法人の対応に不満を抱き裁判に発展する可能性も出てきました。

グループホーム楽ん楽ん(らんらん)の運営法人


グループホーム「楽ん楽ん」を運営するのは、社団医療法人「緑川会」(りょくせんかい)。
住所は岩手県下閉伊郡岩泉町乙茂字上9-12。

グループホーム「楽ん楽ん」の場所を地図で示すと下の場所がそうです。



当時のニュースによると発災当時、楽ん楽ん(らんらん)には男性2名、女性7名の計9名の方が入所されていて、この内3名は個室、2名が台所、3名が玄関近く、1名が建物の外で発見され全員の死亡が確認されています。

被害発生時はこの9名の入居者の方と施設の所長でもある50代女性の職員1人が施設内にいて、この職員1名は助かっています。

なお本来の夜勤担当職員から台風で強風のタメ風が弱まってから出勤したいと連絡があり、その後携帯の電波が不安定に。19時頃この職員が出勤しようとしたが道路が損壊しており出勤できず、日勤だったこの女性所長がそのまま居残り夜勤を勤めた模様です。

この女性所長は最後まで入所者を守ろうと、入所者の男性1人を抱きかかえ朝まで水に浮かんでいたそうですがその男性も残念ながら途中で息絶えたそうです。

被害発生状況についてはこちらのサイトで現地調査レポートを見る事ができます。

遺族側の怒り


ではなぜ遺族側の怒りが爆発したのでしょう。

理由は様々あるにしろ、報道を見る限りそれは運営法人の対応に不満が爆発したという事になるので、確認できる範囲でこれまでの対応を時系列で確認してみます。

1.初めての遺族説明会
台風10号は2016年8月末に発生し、遺族側への説明会は10月9日に非公開で行われています。
この初めて行われた遺族向けの説明会には15名の遺族の方が参加された様ですが、法人の「予測できない被害で法的責任は無い」とする説明に納得する人がいた一方、すでに「もっと早く対応して欲しかった」「説明の時期が遅く、対応も誠実さに欠けた」という声があがっています。


2.遺族側が運営法人に書面提出
2017年8月2日に遺族側の6名が運営法人に書面を提出する事がわかったと報道がありました。

書面で求めた内容は次の2点
  • 当時施設内にいた女性所長による説明
  • 施設跡地に建立予定の慰霊碑に関する意見交換

遺族側は
「被災から間もなく1年がたとうとしているのに法人から詳しい説明がない。9人が犠牲になった理由を知るには、遺族側がまとまって対応するしかない」としていますが、これには先に行われた説明会に女性所長が入院中のタメ欠席。説明会で避難行動について詳しい説明が無かったので、説明会をもう一度開くよう要望したが、それが実現されていないという背景があるようです。

一方の運営法人側は
「慰霊碑建立の決定は、まだ遺族に連絡していない。慰霊碑に足を運びたくない遺族もいるだろうが、法人として弔いの場を設けなければならないと考えている」と話している様です。



3.遺族側が損害賠償を請求
2017年8月29日。
遺族側は記者会見を開き、運営法人緑川会に損害賠償を請求したと発表しました。

遺族側は入所者を死亡させた法的責任を認め、慰謝料や葬儀費用を賠償するよう求め、この時上記の所長による説明や意見交換の文書も出された様で、書面の日付は25日。回答期限は9月10日になっています。



4.運営法人が賠償には応じないと回答
運営法人緑川会は、上記の遺族側の要求に対し「応じられない」と回答した事が9月12日に報じられました。

緑川会の佐藤弘明常務理事は「楽ん楽ん(の立地場所)は洪水浸水想定区域に指定されていなかった。台風10号による浸水は予見できず、現段階で賠償請求には応じられない」と取材に答え、所長による説明も通院治療中という事で断り、「要求には応えたいが、うそもついていないし隠していることもないので新たに説明できる部分はない」と話しています。

遺族側が求めた慰霊碑については、建立は無期限延期とし遺族側と協議するとしています。

なお賠償には応じられないとしていますが、弔慰金支給(金額は不明)の意向を示している様です。



運営法人緑川会の問題点


さて、ここで誰もが運営法人側に本当に法的責任は無いのか?という事が気になるでしょう。

しかしざっと見ただけでも運営法人側に問題がある事は明らかではないでしょうか。
今わかる事だけでも問題点は3つあります。

被害発生当時、岩泉町が避難勧告を出すのが遅く、避難指示も出されなかったという報道があり岩泉町の対応に一時注目が集まりましたが、その前段階の避難準備情報が台風接近に伴い30日午前9時に町内全域に発令されています。

避難準備情報が発令されると、高齢者・乳幼児・障がい者などは避難を開始しなければなりません。

この避難準備情報が発令されていることを施設側は把握していましたが、過去の経験から大丈夫と判断し、避難行動を起こそうとしなかったと証言しています。

さらに川に隣接しているのに水害による避難計画を策定しておらず、水害を想定した訓練も行われていない事もわかっています。
(説明を求めた遺族側に、水害による避難計画は無いので地震・火災発生時の避難計画を渡したと報道されています)

つまり
  1. 避難準備情報が発令されているのに避難させず被害を発生させた事に法的責任は無いのか?
  2. 法人側は何を根拠に法的責任は無いと言っているのか?
  3. 水害の可能性がある場所なのに水害を想定した避難計画を策定していない事に法的責任はないのか?

という事がまず問題になりそうです。

特に「これまでこの様な被害の経験が無かったから」と言っても、避難準備情報は発令されていて、発令は30日午前9時。

グループホーム「楽ん楽ん」に水が侵入し始めたのが午後6時頃で、水没したと見られるのは午後7時45分頃なので、時間はあったのです。

そもそも避難準備情報の意味を知らなかったと証言している緑川会にその時点で問題ありですが・・・


どの様な事情があったにしろ、人の命を預かっている訳ですから、これまで川が氾濫した事が無いとしてもそれだけの理由で法的責任は無いと言っているなら問題で、ここは深掘りすれば責任問題に発展する事は間違いないのではと感じていますが、少し調べたら「これまでにこの様な被害の経験が無かったから」と言っていますが、過去に小本川の氾濫で床上浸水の経験をしていて川の危険性は知っていたはずなので、この時点でも問題ありです。

もし法的に問題ないとしても民事訴訟や道義的に考えれば問題ありで、遺族側が当時の様子を説明してくれと言っているのに、「説明はもうしません」という上から目線の回答は完全に殿様商売で、民間の営利企業であればあり得ない事です。

運営法人の緑川会側は「要求には応えたいが、うそもついていないし隠していることもないので新たに説明できる部分はない」としていますが、それなら遺族側が納得するまで説明会を開いてその説明会で同じ事を話せば良いのではないでしょうか。

緑川会は通院治療中で説明会に出てこない楽ん楽んの所長を守ろうとしているのかも知れませんが、今の対応は逆効果になっていて、最初で最後の説明会の内容は非公開なのでわかりませんが、本当に説明会に出てこれないほどの体調なら書面や聞き取り等を繰り返す等、色々と方法はあるはずなのに早々に説明を拒否しています。

説明は果たしたとする緑川会ですが、そもそも緑川会の説明会での説明では不十分だから所長の話を聞きたいという事になったのでしょうから、ますます所長の立ち位置は厳しくなるばかりで、このままでは所長の体調が戻ったとしても、話ができない思いはずっと残るでしょうし最後まで疑惑の人になってしまいます。

しかし最後まで入所者の1人を抱きかかえて水に流された所長です。
そんな人ですから遺族側に話したい気持ちはあるのではないでしょうか。

そう考えると、所長を守ると言うより法人を守るため緑川会は説明を拒んでいる様に思えてしまいます。



なおこの問題の原因となった台風10号による小本川の氾濫も原因となり
「避難準備情報」の呼び方が「避難準備・高齢者等避難開始」に変更になっています。

避難準備情報呼び方変更 


この呼び方の変更をするにあたり、内閣府で検討会が開かれその中でこの岩泉町のグループホーム「楽ん楽ん」の問題も取り上げられ、検討会の資料を見ると岩泉町や「楽ん楽ん」の当時の状況が報告され、対策も検討されています。

というより、グループホーム「楽ん楽ん」が入所者を避難させなかったので、呼び方を変える検討と言ってよいほどの内容になっています。

この辺りの資料も含め次回は法的な問題も含め検証してみようと思っていますが、最後に一つ。


入居者より職員や車が大事?

このグループホームの運営法人緑川会の理事は、午後5時半頃に駐車場が浸水し始めている事にきずいています。

しかしこの時とった行動は、職員の帰宅困難回避のタメに職員を先に帰宅させる事と、駐車場の車を水没から避けるための車の高台への移動です。

この時グループホーム「楽ん楽ん」の入居者の避難も考えたそうですが、それは車を移動させた後と判断しています。

らんらん理事避難判断 


この中で「楽ん楽ん」(らんらん)の入所者を隣接するふれんどりー岩泉(地上3階建て)に避難させようと考えた。とありますが、その「ふれんどりー岩泉」でも避難を開始したのは1階に水が侵入し始めてからです。

グループホーム「楽ん楽ん」と「ふれんどりー岩泉」の運営は同じ社団医療法人緑川会なので、午前9時に避難準備情報が発令されたのに、この運営法人は全く避難を考えていなかったのは間違いない様ですし、理事以外にも施設内にいた職員や管理職の職員は危機意識を持たなかったのか?という疑問も浮かんできます。

もっとも普通なら理事より施設長や現場の職員が率先して動くのでは?と思うし、もしそういう職場環境だというなら他の理事は何してた?という話になります。

報道に出てくる理事もいつも同じ人の様ですし・・・

いずれにしろ、社団医療法人緑川会の今回の対応で遺族側が損害賠償の裁判を提起してもおかしくない状況になり、むしろ裁判をやるべき案件になっています。


今回は流れを知るタメに経過の流れ的な内容になりました。
まだ本腰をいれて調べていないので控えめに書いたつもりですので、情報提供やコメントをお願いします。

匿名も可能ですし未公開コメントでの情報提供も可能です。




*ご遺族の方で上記の動画は掲載してほしくないというご要望がありましたら削除しますのでご連絡下さい。



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